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市ヶ谷、ファクトリーの力強いピザ。


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小野 史帆里 / SHIORI ONO
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ。玄米菜食を中心とした暮らしを営みながら、東京都内のマクロビオティックやオーガニックのレストランなどに足を運ぶ。小さな庭で無農薬野菜も作る、出版社勤務の36歳。



「力強いピザが食べたい!」

という欲求がときどき起こる。そんなときにいそいそ足を運ぶのが、FACTORY(ファクトリー)。靖国神社の南門前にあるパン屋さんで、大変美味。九段下駅と市ヶ谷駅のちょうど真ん中あたりに位置し、駅から遠いけれど美味しさゆえに人が集まるお店。ランチタイムはたいてい並ぶ。時間がないときはテイクアウトで、座ってランチメニューを食べたいときは時間をずらすのが吉。

お昼にてくてく歩いてファクトリーへ。時間をずらしても、やはり人でいっぱい。けれど、ずらりと並ぶパンの姿は見ているだけでハッピーな気持ちをもたらし、「やっぱり来てよかった」とほっこり。

ファクトリーにはランチメニューが5つあって、サラダとサンドイッチのセット、サラダとスープのセット、キッシュとサラダ・パンのセット、カレーライスのセット、自家製天然酵母を使用したピッツァがある。

どれも美味しいけれど、ここはピザを推したい。力強さのあるピザ生地はナイフで切るのに難儀する。勢いのあまり、具材が飛ぶこともしばしばで「おぬし、なかなかやるの……」と口から出そうになるのをぐっとこらえ、再びナイフを動かす。それがまた楽しくもあり。



この日のピザはアンチョビのソーセージと赤玉ねぎのピッツァ。席に着くなり空腹に耐えかねて、メニューも見ぬまま「ピザください」とオーダー。お目見えしたピザを前にしてから、

「あ……、肉が乗ってる……」

と己の軽率さを恥じた(私は肉を食さない)。しかし、ここのピザは美味しい。だから、「ファクトリーのお兄さん、お姉さんごめんなさい」と心でそっと唱えてからソーセージたちにご退場願い、ナイフを生地に入れる。

むむ……、切れない。
けれど、めげない。

いくつかの葉と赤玉ねぎをポロポロ飛ばしながら食べやすい大きさに切り、フォークで口へ運ぶ。

……旨ッ!

これよこれ、これが食べたかったの。薄いのに弾力があり、ほどよく塩の効いたこの生地。トッピングの青菜や赤玉ねぎのフレッシュさとトッピングの具の軽いクリーミーな味わいが、シンプルな生地の味をさらに引き立てる。パン屋さんならではの生地の旨さをこれでもかと感じる仕立てなのだ。

むしゃむしゃむしゃむしゃ、噛んで噛んで噛んで噛んで、合間に自家製ピクルスもポリポリ。そして完食。会計の際、クリームパンを携えてニヤニヤしながら帰った(が、クリームパンは深夜残業している後輩のお腹に格納された)。

ファクトリーFACTORY(ファクトリー) : http://www.factory-kudan.com/

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