Home » カフェ & ベーカリー・ブレッド » 渋谷、ル パン ドゥ ジョエル・ロブション。


渋谷、ル パン ドゥ ジョエル・ロブション。


LINEで送る
Pocket


小野 史帆里 / SHIORI ONO
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ。玄米菜食を中心とした暮らしを営みながら、東京都内のマクロビオティックやオーガニックのレストランなどに足を運ぶ。小さな庭で無農薬野菜も作る、出版社勤務の36歳。

用事があって渋谷ヒカリエに足を運び、帰ろうと歩く道すがら、たまらなく芳しいバターの香りと「これは絶対に美味しい」という勘に引き寄せられたのがル パン ドゥ ジョエル・ロブション。「フレンチの神様」「フレンチの皇帝」と称されるシェフ ジョエル・ロブションの世界初パン専門店で、渋谷ヒカリエ ShinQs の地下2Fにある。



まず目に留まったのがこれ。熊本産和栗のパイ。いがぐりのような面持ちのコロンとしたパイ。もう、なにこれ、かわいい! 

あたりを見回してみると、ちょっと手の込んだ生地や作りをしたパンがごろごろ。顔を上げると、「ジョエル・ロブション」の名を発見。ほほう、なるほど。これは抗えないはずだ。



左がマロンクリームのクロワッサン、右はさつまいものクイニーアマン。



中央のハートのスクエアパンは中にショコラが入っている。温めるとフォンダンショコラの味わいになるのだとか。

パン屋さんは見るだけで楽しく心弾むものだけど、これほど弾むことはそうそうない。となると、「パンはなるべく避ける」という日頃の精進も忘れ、どのコを連れて帰るか物色スタート。



左はダークチェリーのデニッシュ、右はかぼちゃの包みパイ。

秋の味覚、芋・栗・かぼちゃを使ったパンやパイも数々あり、どれも細かな趣向を凝らしてある。そのままごろんと使われているもの、クリームになっているもの、“あん”になっているもの、生地に練りこまれたもの……目移りしてあちこち行ったり来たり。けれど、それも楽しい一流の味選び。キャ。

2つ3つ連れて帰るはずが、選べなくて5つお買い上げ。



左上からクランベリーとクリームチーズのセーグル、かぼちゃの包みパイ、熊本産和栗のパイ、中央下がサーモンのキッシュ。ゴルゴンゾーラとハチミツのカンパーニュも買ったけれど、写真を撮り損ねてしまった(包みを開けてうれしくて、早々に平らげた)。

セーグルとカンパーニュは生地の程よい硬さと香ばしさが最高。どちらも甘さと塩気の黄金コンビネーション。クランベリーとクリームチーズの組み合わせは甘酸っぱさとほのかな塩気が、ゴルゴンゾーラとはちみつの組み合わせは強い塩気とやわらかな甘味が魅力。このそれぞれ組み合わせを小麦の香ばしさが力強く後押しし、食べるたびに口の中に広がるクリーミー感に芳醇さを加えている。この美味しさは、泣ける。

かぼちゃのパイはあんを包んだ生地がサックサク。しかも生地は薄皮なので、かぼちゃのほくほく感を邪魔しない。あんを生地に包んで焼くことで優しい甘さを引き立てる役割を担っているというわけ。

どのパンもひと口食べると、見た目で想像していた食感や味わいと違う。違う、というより、予想を超える美味しさに思わず二度見する。そして、ふた口目以降は無言で頬張ってしまう。それが、ジョエル・ロブションの一流力。抗いがたい何かはこれだったのだと、食べて初めてわかる凄さであった。

ル パン ドゥ ジョエル・ロブション : http://www.robuchon.jp/lepain

LINEで送る
Pocket

  • 会社概要
  • ライター募集
  • このサイトについて
  • 利用規約
  • お問い合わせ
  • Copyright © 2015 releasetable All Rights Reserved.