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東京とロンドン、食の共通点。


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長井 はるみ / HARUMI NAGAI
世田谷区在住。頭の中は旅と食べもの。東急田園都市線の三軒茶屋と東横線の都立大学で シェアハウスを運営しています。


久し振りにロンドンへ行って参りました。特にこの4~5年で食事のレベルは格段にアップ。かつてエッセイストの林望さんの『イギリスはおいしい』という、いかにイギリス料理はおいしくないかと愉快に綴ったベストセラーがありましたが、そのイメージは今回、確実に払拭されました。そこで、東京とロンドンのおいしい食の共通点を「パン」「高架下」の2つのキーワードで取り上げてみようと思います。

 

まず「パン」。東京では数多くの高品質のパン屋がひしめいております。渋谷をはじめとする老舗店「VIRON(ヴィロン)」の朝食に何種類ものジャムがサーブされるのに歓喜の声を上げたり、そのVIRONが手掛ける銀座の食パン専門店「セントル ザ・ベーカリー(CENTRE THE BAKERY)」で、好きなトースターを選んで自分好みに焼くという斬新なアイデアには目を見張ったものです。

 

多くのロンドンっ子から愛されている「Ottolenghi(オットレンギ)」は、エルサレム出身のユダヤ人ヨタム・オットレンギさんとアラブ人のサミ・タミミさんが仲良く共同経営し、ユダヤ、中近東、そしてイギリス料理が見事にミックスされたイートインも可能なデリの有名店。数々の料理本も世界的なベストセラーになり、現在3店のデリ&イートインとレストランの「NOPI」の4店を設けています。

 

店内では朝から夜まで時間帯によって違うメニューが用意され、朝から抜群においしい朝食をいただくことができます。「Bread board(ブレッドボード 5.50ポンド)」を注文すると、木製のボードに乗って数種類のパンが提供されます。それをお店が用意しているトースターを使い、自分で焼きます。パンにはバター、バナナジャム、イチゴジャム、チョコスプレッドがついており、これがまたリッチな味なのです。もしかしたらVIRONやセントレはオットレンギからアイデアやヒントを得たのかもしれませんね。

 

(画像:Ottolenghi店内。スイーツもお忘れなく!)


また「Monmouth Coffee(マンモス・コーヒー)」は、ロンドンのコーヒー好きに絶大な支持を得ている人気店です。ロンドン市内に3店舗を構えるのですが、店内の中央にあるコミューン・テーブルと呼ばれる大きなテーブルには、山盛りのパンとバター&ジャムが用意されています。

 

これはチップ制になっていて、食べた人が「気持ち」で支払いをするシステムになっております。このシステムは是非、東京でも導入を希望!

 

そして「高架下」。東京のマーチエキュート神田万世橋や東横線高架下にできたSTREAMER COFFEE COMPANY五本木店など、高架下に個性的なお店が増えてきました。一方のロンドン。いま注目のサウスエリアある高架下に続々とユニークなお店が集まっています。そして毎週土曜日にはロンドンの旬な食トレンドが勢揃いしたフードマーケット「Ropewalk market」が開催されています。

 

ロンドンで一番美味しいと定評のベーカリー「St.John」、ギリシャ料理専門店の「Maltby & Greek」、チーズ専門の「The Cheese Truck」、フレンチ・スイーツの「Comptoir Gourmand Patisserie」、グルメ・ハンバーガーの「Cornish Grill」、ノルウェー・サーモンの「Hansen & Lydersen」、中近東料理のファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)の「The Hoxton Beach」などなど、セレクトセンスが見事で、何度往復しても飽きないほどユニークなラインナップです。ちなみに「The Hoxton Beach」でのファラフェル・サンド(スモール 4ポンド)は一人で食べきれないほどのボリューム。野菜が一杯な上にファラフェルの熱々具合がたまりません!

 

(画像:高架下のワインバー。倉庫の形状そのまま!)


(画像:中近東料理。ファラフェルのトッピングは指差しで選びます)

 

多国籍都市ロンドンの、こだわりまくった専門店の増加は、本当に「イギリスはおいしい」と言わせる勢いがあるのです。

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